劇場版 名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)
4/12公開の劇場版「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」を観ました。
以下、感想です。
怪盗キッドvs京極真。
京極さんは初めての映画出場である。
今までの映画には園子が中心の話はなかったので、新鮮だった。
コナンが「アーサー・ヒライ」と名乗るシーンは予告でも印象的だが、どう見てもコナンなのになぜ騙せるのか不思議でしょうがない。
最強の防犯システムを相手にしても怯まないかっこよさ…とは行かず、盗む自信はあっても極力戦いたくないというのが前面に出てしまう、完璧すぎないところがキッドの魅力だと思う。
灰原さんのストラップ事件から修学旅行までの話が前提にあっての話だった。
灰原さんの服が可愛い。
どうして蘭は新一じゃないことに気づかないんだ!?というコナン含め観客全員が思っていたことを最後に解決してくれたのがとても良かった。
本物の新一には騙されっぱなしだが、キッドには騙されないところに安心した。
二度も新一に変装するなんて…と言っていたが、映画の度に変装しているので二度どころではない。
コナン(アーサー)が酔っている小五郎さんに向かって「おっちゃん!」と叫んだ場面で違和感を覚えたが、今まで呼んだことがないと言われてハッとした。
この世界では鈴木財閥の力は絶大なのに、今まで身代金目的で園子が誘拐されていないのが不思議といえば不思議である。
護衛もつけずにふらふらといろんなところへ行っているのに。
もしかしたら蘭が一番のボディーガードかもしれないが…。
今回の映画では新一もコナンも不在(?)である。
博士や灰原さん、子ども達もお留守番なので少し寂しい。
京極さんが園子を守るのはかっこいいが、野生の勘で動いているように見えるのできっとこの事件の真相は何もわかっていないのだろう。
物語は全てキッドが動かしていた。
今までキッドが登場した映画の中で、ここまでキッドが主役だったのは初めてではないだろうか。
「名探偵コナン」というよりも「まじっく快斗」の劇場版を観てきた気分である。
最近の安室ブームに対抗してキッドブームが来てほしい。
来年の予告は赤井さんの声だったので、また組織の話なのだろうか。