ものがたりに栞をはさむ

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様々な「ものがたり」を楽しんで個人的な感想をのんびり書いていきます。好きな作品を誰かと分かち合えたらいいな。

田中くんはいつもけだるげ(ウダノゾミ)12巻

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3/22発売の「田中くんはいつもけだるげ」12巻を読みました。

以下、感想です。

 

 


久しぶりの、田中くんと太田くん表紙絵。

 

「人にやさしく
 自分にやさしく

 そんな人が
 いてもいい。」

キャッチコピーが素敵。

田中くんはけだるげだけど冷たいわけではなく、人にやさしい。
他のキャラクターもみんなやさしい。
読んでいるとこちらまでやさしい気持ちになれる。

  

 

熱を出した妹のために頑張る兄。
兄の体調を心配して、敵に塩を送る妹。
倒れた妹を見て一目散に駆け寄る兄。
二人の兄妹仲がいつも以上に際立つ話だった。

 

莉乃と空良の仲も少し縮まり、えっちゃんと太田くんの仲もなんだかいい感じだ。
ゆったりと恋愛要素が進展しているのが可愛い。

田中くんと白石さんは安定して毎巻少しずつ近づいている。
両思いにしか見えないのに気づいていない田中くんも可愛い。
二人の仲を見て少しも恋愛要素を見出さない太田くんも相変わらずである。

 

太田くんと田中くんの仲の良さも、いつもより強調されていた。
ついに田中くんが太田くんを(勝手に)自分の結婚相手にしてしまった。
えっちゃんはもっと頑張らなくては。

 

全編通して、それぞれの仲良しさが目立つ巻だった。