プーと大人になった僕
9/14公開の映画「プーと大人になった僕」を観ました。
以下、感想です。
プーさんの実写ということで、アニメは子どもの頃にセリフを覚えるほど観て大好きだったので映画を観る前は期待半分、不安半分という複雑な気持ちだった。
観終えると、とても満足した気持ちになれた。
アニメに出てくるセリフやシーンが織り交ぜてあり、懐かしくなった。
映画だけでも楽しめるとは思うが、子どもの頃にプーさんが好きだった大人向けだと思う。
舞台は現代のロンドン、主役のクリストファー・ロビンは仕事に疲れたお父さんで家族との間に溝があるという設定だが、決して現実的な展開だけではなく、ファンタスティックなアニメの良さを実写でも充分表現していた。
クリストファー・ロビンを何十年も待ち続けてついにロンドンにまでたどり着いてしまったプーは、クリストファー・ロビンの空想の存在なのではないかと思っていた。
しかし彼は他の人にも生きているものとして見えていて、信じられないと言いながらも娘だけでなく奥さんまでもが受け入れてしまう。
子どもの時に遊んだ記憶は空想ではなく本物で、彼らは確かに存在していた。
そのことが嬉しいと思った。
ぬいぐるみたちはただのおとぎ話で、クリストファー・ロビンたちは現実で暮らしていく、という終わり方でなくて本当に良かった。
自分が未だにぬいぐるみを大事にしてしまうのは、プーさんとトイストーリーの影響だと思う。
親友だと信じて疑わないプーが健気で可愛かった。