ものがたりに栞をはさむ

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様々な「ものがたり」を楽しんで個人的な感想をのんびり書いていきます。好きな作品を誰かと分かち合えたらいいな。

NとS(金田一蓮十郎)1巻

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10/12発売の「NとS」1巻を読みました。

以下、感想です。

 

 


ライアー×ライアーに続き、金田一蓮十郎少女コミック2シリーズ目。

今回もとても可愛い表紙である。

 

姉弟ものの次は教師と生徒で、相変わらずの禁断ラブコメ

主人公が悩みまくるのもほとんど同じだけれど相変わらず可愛いのと、今回は相手も同じように悩んでいるのが面白い。

前作の真樹ちゃんのようなキャラ(姉)もちゃんといるので、新菜の良き相談相手になるのだろうなと思う。

 

金田一蓮十郎の描く黒髪の女子高生は新鮮だった。

今まで、純粋な高校生を主人公にしたことはないのではないか。

湊もそうだったが、女の子の体格があまり華奢じゃないのが少女漫画っぽくない印象を受ける。

 

タレ目かわいい。

照れた顔もかわいい。

 

 

 

「世の中には自分そっくりな人間が・・・」のくだりで笑ってしまった。

そんなので誤魔化されるのは透くらいだ。

相談するときの「友達の話なんだけどね」も聞き覚えがありすぎた。

 

クラスのイケメンと三角関係の予感だが、2人の仲を引っ掻き回したとしてもきっとまたかっこよく離れていくんだろうなと思う。

金田一蓮十郎の作品には嫌な奴は絶対に出てこないので。

 

私服の相手をぱっと見で年齢まで予想するのは難しいとは思うが、仮にも付き合っている相手なのに高一だったり社会人だったりということに気づかないなんてことがあるのだろうか。

ましてや名簿や担任紹介でフルネームが同じなら気づきそうなものである。

気づけなかったからこそ面白いのでそれでいいのだけれど。

 

透もそうだったが、彼氏の方が目に見えてベタ惚れなのは少女漫画としては珍しい気がする。

読んでいてとても安心できるので、今後も小田さんが新菜のことを隠せないくらい大好きでいてほしい。